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【陸王ドラマ・第9話のネタバレ感想】~最後の最後で見つけた起死回生の策、5代目のランニングシューズは希望の光になれるのか~

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こんにちは。御園そら(@sky_high1466)です。

 

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陸王・前回のおさらい

 

第8話の「陸王」では、

アメリカの大手アウトドアブランドメーカーの「フェリックス」が、

シルクレイの使用権利を手に入れるために「こはぜ屋」に買収を持ちかけました。

資金調達で打つ手がなくなった紘一は話を受けるのでしょうか?

 

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陸王・第9話のみどころと視聴率

 

 

★第9話の視聴率は「15.7%」でした

 

陸王・第9話のあらすじ

 

フェリックスからの買収話に「こはぜ屋」の社員たちは動揺する。

 

紘一(役所広司)は「陸王」の開発を続けたいというが、

縫製課リーダーのあけみ(阿川佐和子)は、

「どうしても賛成できない」と強硬に反対した。

 

様子を見にやってきた埼玉中央銀行の大橋(馬場徹)も、

買収を受け入れるリスクの高さと、

フェリックスの社長・御園(松岡修造)が信用できるかを心配した。

 

ダイワ食品の茂木(竹内涼真)のもとには、

シューフィッターの村野(市川右團次)が訪れていた。

 

村野は自費で茂木のためのシューズを買いそろえていたが、

茂木はアトランティスの新型RⅡ(アールツー)を履くことになっていた。

 

村野は驚くが、

新型RⅡが現時点での茂木に最適なシューズだと確信する。

 

そのころ「こはぜ屋」には、

心臓発作で入院していた最古参の冨久子(正司照枝)が復帰していた。

 

紘一は快気祝いをいつもの居酒屋でやりたいと言ったが、

冨久子本人も他の社員たちも、買収話を進める紘一を快く思っていなかった。

 

一枚岩だった「こはぜ屋」の絆は崩れはじめていたのだ。

 

紘一は飯山(寺尾聰)と飲みながら、自身の胸のうちを明かす。

「御園がどんな男かわからない」という不安にかられていたのだが、

飯山は「こはぜ屋」の社員たちも同じだと言った。

 

家で娘の茜(上白石萌音)に協力してもらって、

御園の経歴を調べた紘一は自分との違いに愕然とするが、

妻の美枝子(壇ふみ)の言葉で元気をとりもどした。

 

ちょうどタイミングよく御園本人から電話がかかってきたので、

紘一は再び会って話を聞こうと思った。

 

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御園は自社のアウトドア製品を使ってもらうために、

紘一と釣りをすることにした。

 

「こはぜ屋」の買収話のことはひととき忘れて、

紘一はニジマス釣りを楽しんだのだが、御園は自分の壮絶な過去を語りだす。

 

御園は大学卒業後にアメリカのアパレルメーカーで働いていたのだが、

その会社が買収されて畑違いのスーパーマーケットに出向させられた。

 

しかしアパレルの仕事を天職と考えていた御園は、

妻のジャニスがデザインしたバッグを売る会社を立ち上げた。

 

デザインは御園の指導と計算のもとで作られた。

 

最初は事業が上手く行き、生産規模を拡大することができたのだが、

ジャニスは自分独自のデザインで製品を作りたいと言い出した。

 

ところがそれは失敗してしまい、会社は借金だらけになった。

 

責任を感じたジャニスはデザイン修業の旅に出るのだが、

訪問先のメキシコで巨大ハリケーンに遭遇して被災した。

 

それが原因でジャニスは亡くなってしまった。

 

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失意の御園は日本へ帰ろうとしたのだが、

知人から資金援助を受けて「フェリックス」を創業したのだった。

 

その「フェリックス」こそ、

ジャニスの命を奪ったハリケーンの名前であった。

 

紘一は御園の話にただ驚くしかなかった。

 

行田に帰った紘一は、

あけみから「こはぜ屋は自分の第二の家のようだ」といわれる。

 

彼女の会社への深い愛着を知った紘一だが、

買収案を受け入れるしか方法がなかった。

 

しかし水面下ではアトランティスの小原(ピエール瀧)が、

かねてからの知己である御園に会っており、

シルクレイをRⅡのソールとして使いたいと言っていた。

 

御園は「悪くない話だ」と答えて、不敵な笑みを浮かべるのであった。

 

茂木は東日本チャンピオンズカップで優勝したが、

フルマラソンを走るタイムには及ばないといわれる。

 

さらに長年のライバルの毛塚(佐野岳)が自身の記録を更新しまい、

焦りと不安を募らせていった。

 

大地(山崎賢人)はそんな茂木に「陸王」を作ってやりたいと考え、

アッパー素材探しに奔走した。

 

そしてタテヤマ織物という会社を見つけた。

営業担当は不在だったのだが、たまたまいた社長に熱意が認められて、

アッパー素材となるサンプルを手に入れることに成功する。

 

茂木は自分が毛塚に及ばないことで苛立っていたのだが、

監督の城戸(音尾琢真)は「自分に勝ったときに毛塚を超えられる」と叱咤した。

 

大地のがんばりが「こはぜ屋」の面々に伝わり、

あけみたちは残り少ない素材で5代目となる「陸王」を作り上げた。

 

村野も「完璧」だと太鼓判を押すものだった。

 

紘一はそれを見届けると、

フェリックスの傘下になることを一同に語り、深く頭を下げた。

 

それを見た飯山は紘一に「まだ他に手はある」とアドバイスする。

 

そして買収契約の当日、

紘一はスーツではなく「こはぜ屋」伝統の半纏(はんてん)を来て、

御園に「業務提携」を持ちかけるのであった。

 

陸王・第9話の感想

 

25分拡大版のときは内容が濃いですね。

 

登場人物たちの名言もたっぷりあったんですが、

いちばん良かったのは演出でした。

 

御園がフェリックス創業以前の壮絶な過去を語るシーンと、

わが地元・前橋の「敷島陸上競技場」を交互で映したんですよ!

 

テンプレート的な成功者に見える御園と、

レース中に怪我をして再起を目指す茂木をリンクさせることで、

挫折から立ち上がる者の強さをクローズアップして描いたんですね。

 

私は御園を推しているので、

今回も彼のことをメインに語ってしまいますが、

奥さんが亡くなる原因になったフェリックス(ハリケーン)を、

再チャレンジ後の会社名に使うとはすごいです。

 

御園なりの「リベンジ」という意味合いがこめられているんでしょうが、

ある種の恐ろしさのようなものを感じました。

 

御園は底知れぬ野心と闇を心に秘めている人物だと思うので、

うかつに敵にすると相当に厄介だと思います。

 

紘一に対しても最初は下手に出ている感じでしたが、

「買収」ではなく「業務提携」の話になったら、

彼の本性が垣間見えましたものね。

 

「フェリックス」はもともと巨大ハリケーンの名前でしたが、

御園の会社も皮肉なことに、同じになってしまったようです。

 

『欲しい技術を持っている企業を買って子会社化し、

自分の思い通りに業務体制を変えて、必要がなくなれば売却する』

 

「フェリックス」にとっては旨みのある仕事でも、

ターゲットにされた会社にとっては災難ではないでしょうか。

 

苦労や挫折をした人間は優しさや痛みがわかるといいますが、

御園は絆を大切にしてきた紘一と違って、ずっと孤独だったのかも知れません。

 

だから人の温もりで繋がれてきた「100年の暖簾」の持つ意味が、

理解できなかったんですよ。

 

御園はジャニスと最初の事業を失った悲しみでのし上ったんですが、

企業は人によって支えられているということを自覚しないと、

台風が温帯低気圧となって消えてしまうように、

「フェリックス」もゆっくりと衰退して行くではないでしょうか。

 

ダイワ食品の城戸監督が茂木選手に、

自分に勝ったときにライバルを超えられると言いましたが、

御園も大切なことに気づいて、

真の経営者として目覚めて欲しいですね。

 

御園がそういう人に変わることができれば、

このドラマはハッピーエンドを迎えることができるでしょう。

 

なお、今回も彼と紘一のやりとりは面白かったのですが、

ここで書くと非常に長くなってしまうので、別の記事にまとめたいと思います。

 

今週の名言:宮沢大地(山崎賢人)

 

 

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(茂木が履いてくれなくても)それでもいいから、届けたい。
ただ持っていてくれるだけでもいい。
サポートできなくても、こはぜ屋は茂木を応援してるって伝えたい。
もしこれが最後の陸王になったとしても、
無駄なことかもしれないけど、無意味なことじゃない。
作らせてください、お願いします。

 

(5代目陸王の製造を紘一に懇願したときの台詞)

 

誰かを純粋に応援したいと思う感情は、

本当に素晴らしいですね。

 

「商品」として売りたいという打算的な欲ではなく、

思うように結果が出せない茂木選手を助けるために、

残りわずかな素材でランニングシューズを作るのは、

みなの強い意志と団結がないとできないことです。

 

しかも「こはぜ屋」は会社存続の危機に立たされていて、

明日はどうなるかわからないというのに、

自分のことより人のことを思いやるという大地は、

「陸王」を通して大きく成長しました。

 

最初はヘタレ息子で仕事も失敗ばかりしていたので、

「こはぜ屋」の後継者としては相応しくない感じでしたが、

これなら安心して5代目を任せられるでしょう。

 

今週の素敵な台詞をまとめてみました

 

大地以外の台詞もたくさんあります。

気になる方はぜひお読みください。

 

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