妄想は永遠の正義

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【陸王ドラマ・第9話のハイライトシーン】~フェリックス御園丈治編~

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「陸王」の主人公は「こはぜ屋」4代目社長の宮沢紘一(役所広司)なんですが、

私はフェリックス創業者の御園丈治(松岡修造)の大ファンです。

 

ダークで頭の切れる人が、独身時代からの私の理想の異性でして、

御園丈治はルックスといい、性格といい、

バッチリはまってしまったキャラなんですよ。

 

とうとうブログで彼のカテゴリを作ってしまったほどです。

御園を嫌いな方はごめんなさい。

 

いつもなら、陸王視聴後の記事は2つ書けば終わりです。

 

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でも第9話は御園の出番が非常に多かったので、

彼と紘一が相対するシーン(全文)をこの記事にまとめました。

 

 

陸王・キャスト一覧

 

 

陸王・第9話の御園1(本栖湖での釣り)

 

やりました!釣ったのはじめてですよ!

素晴らしいなぁ!
どうですか?うち(フェリックス)の商品は?

ああ、どれも目的に合わせて機能的で、
しかも動きやすい。
とくにこの靴はすごいですね!
水の中に入っても濡れないんですね。

嬉しいなぁ・・・
あの陸王を作った宮沢さんに、
そう言っていただけると、励みになります。

いやいや私なんて、
陸王ひとつ作るのに失敗やトラブル続きで・・・
結局、頓挫してしまって・・・
御園さんとは大違いですよ。

宮沢さんは勘違いをしていらっしゃる。
私は、何度も挫折をしてきた人間なんですよ。

・・・・・

私はもともと、
ニューヨークに本社のあるアパレル企業で働いていました。
入社して10年。
がむしゃらに働いてチーフマネージャーになったんですが、
あるときその会社が他社に買収されましてね。
私はいとも簡単に、
子会社であるスーパーマーケットに出向させられました。
それでもどうしてもアパレルの仕事に未練があって、
いっそ自分で創業しようと決意し、
会社を辞めました。
ジャニスというのが社名です。

ジャニス?

妻がデザインしたバッグを製造販売する会社です。
ジャニスというのは、妻の名前なんです。
当時の私は自信満々でした。
妻と2人で作り始めたバッグは、
瞬く間に売り上げを伸ばし、
私は銀行からお金を借りて工場を作り、
一気に大量生産へと踏み切ったんですが、
あるとき・・・
妻がデザイン変更をしたいと言い出しましてね。
それまでのデザインは私の経験をもとに、
あれこれと口を挟みながら作らせていたものでした。
でも、妻はそれに納得していなかったんです。
結局、新しいデザインはダメでした。
会社には借金だけが残り、妻は責任を感じ、
新しいデザインを求めて各地を転々としていました。
そんな時です。
メキシコでカテゴリー5という、
巨大なハリケーンが発生しましてね・・・
100名以上の死者が出て、
妻もそのひとりでした。

私はすべてを失った・・・

・・・・・

私の人生は終わった。もう日本に帰ろう。
そう思ったときです。
ベンチャーキャピタリストの知人が、
声をかけてくれましてね。
もういちどやる気があるなら、資金を準備すると。
そして、私の再チャレンジがはじまりました。
そのとき創業したのがフェリックスなんです。

そこから、いまの世界的企業にまで成長されるには、
私なんかには、想像もできないような、
ご苦労があったんでしょうね・・・

順風満帆な人生なんてありませんよ。
だけど私には、すべてを失った経験がある。
絶望を知っていることが、私の最大の強みなんです。

フェリックスっていうのは、どういう意味なんですか?

フェリックスは、妻の命を奪ったハリケーンの名前です。

・・・・・

決して忘れられない、忘れてはいけない私の原点です。
壁にぶつかったとき、フェリックスという名は、
運命に挑戦し勝ち抜くための、
何か怒りのようなものを掻き立ててくれる・・・
それが私の原動力です。

あなたは・・・すごい人ですね。

 

陸王・第9話の御園2(こはぜ屋買収に関する最終協議)

 

すみません、
こんなもの(紺色のはんてん)を着てきてしまって・・・

いえ。

失礼を承知で、
これを着てあなたとお話がしたい、そう思いまして。

承知しました。素敵なはんてんですね。

親父のお古です。
ですので、ここ50年、
こはぜ屋の酸いも甘いも噛み分けたはんてんです。

そうですか・・・
宮沢さん、今日という日が迎えられたこと、
心から嬉しく思います。
きっと良いご返答をしていただけると、信じておりました。

御園社長、実は・・・

申し訳ない!
一度は御社の買収を受け入れようと真剣に考えました。
しかし、やはり私は会社を売ることはできません。
御園社長、うちと業務提携しませんか?

業務提携?

はい、弊社から御社の商品に使用するシルクレイを、
独占的に供給させていただく、
そういう契約で如何でしょうか?

買収となりますと、かなりの時間と費用を要します。
フェリックスの商品にシルクレイを使用することが目的なら、
業務提携で十分かと・・・

もちろん私も考えました。
だが、それが無理なことは、
あなた方がいちばんよくわかっているはずだ。

設備のことでしょうか?

そうです。
シルクレイを作れない現状で業務提携も何もないでしょう?
失礼だが、御社の財務体質も気になる。
契約を結んだとして、
うちの要望どおり確実に供給していただけるんでしょうか。
そういったリスクを極力なくすための買収案なんです。

御園社長、うちを支援していただけないでしょうか。

支援?

そうです。どんな形でも結構です。
たとえば設備を御社が購入し、
それをうちに貸すということでも結構です。
考えていただけませんか?

・・・その提案には応じかねる。
うちで設備を準備して、
そちらに生産を委託するというなら、
うちがそちらにお金を貸してあげて、
その返済資金もうちが出す。
そういうことになりますよ?
そんな面倒なことをするくらいなら、
最初から買収したほうがわかりやすい、簡単だ!

その通りです。ですが私は・・・
100年の暖簾を背負ってここにいます。
曽祖父の代から、連綿と受け継いできた会社を、
そう簡単に売るわけにはいかないんです。

宮沢さん、陸王を継続したいんですよね?

はい、なんとしても陸王を成功させたい。
それは御社の傘下に入れば、簡単なのかも知れない。

そう、簡単なんですよ。それのどこが-

その簡単さが私を迷わせるんです。
たかが足袋ですが、100年作り続けてきた。
こはぜ屋の暖簾はそんなに軽いものじゃない!

過去に縛られてどうするんですか?
いいですか?
宮沢さん、暖簾だの老舗だのといえば、
耳に心地いい響きかも知れませんが、
そこに価値があるとすれば、
現時点でも成長し発展してるという、
会社の実態があってのことですよ!
だからこそ、うちの傘下に入って、
その伝統を守って行けばいいじゃないですか!
いいですか、宮沢さん、
買収後も宮沢さんは社長を続投し、
足袋製造も継続していいと申し上げましたよね?
それじゃダメなんですか?

ありがたいお言葉ですが、御園社長、
それはどの程度、本当なんでしょうか?
いずれシルクレイより優れた素材が誕生するでしょう。
そのときです。
時代遅れになったシルクレイを持つこはぜ屋の位置づけは、
どうなるんでしょう?
目標の利益率を達成できない、
足袋部門を抱えたお荷物会社として、
「いっそ潰してしまえ、売却してしまえ」
そんなことにはなりませんか?

先のことなんてわかりません。
そうならないように、
利益率を上げるよう努力と工夫をするのが、
企業経営でしょう?

坂本さん。

 

坂本、フェリックスに関する資料を出す。

 

今日の提案をすることにして、
坂本さんが徹夜で御社のことを調べてくれました。
御社は、わずか数年の短期間で急成長を遂げ、
世界に通用する大企業となった。
御園社長の経営手腕はお見事です。
しかしそのグループのほとんどは、
買収によって子会社化したものですよね?
何かが足りない・・・
「じゃあ、買って来い」
それがあなたのやり方だ。
そうやって、必要なものを飲み込んで、
フェリックスは大きく成長してきたんでしょう。
しかし、この中には・・・
買収前とはまったく様変わりしてしまった企業や、
すでに期待された役割を終えて、
清算されてしまった企業も少なくない。

・・・それが私の責任だと?

いや、そうは言いません。
ただ、あなたにとって買収は日常でも、
うちにとっては一世一代の転機で、
社員たちの人生を左右する大問題なんです。
こはぜ屋をこの中のひとつにするわけには行かないんです!
小さな会社ですが、
それでも世の中にはうちの足袋を気に入って、
履き続けてくれているお客様がいるんです。
ランニングシューズ業界への進出を目指してはいますが、
足袋作りをやめるつもりはありません。
それを忘れてしまったら、
こはぜ屋はこはぜ屋でなくなってしまう。
利益は小さくとも、うちはそうやって生き続けてきました。
社員の中には、
こんな会社を第二の家だと言ってくれる者もいる。
値段のつかないものにも、価値はあるんです。
こはぜ屋100年の暖簾に、
値段をつけることなんてできません!

どうやらお互い、
経営に関する考え方がずいぶん違うようだ・・・

当たり前ですよ。急成長を遂げた御社と、
10年が1日がごとく、
生き延びてきた弊社が同じであるわけがない。
だからこそ、買収ではないほうがいいと思うんです。
御園社長、うちを支援していただけませんか?
シルクレイの供給はしっかりとさせていただきますから。

融資なんてつまらない。
それなら独自で開発したほうがマシです!

・・・確かにそれができれば、
御社にとってはベストでしょう。
ですが、できるんですか?

もう結構!
この話はなかったことにしましょう。
御社はたいへんなチャンスを逃したことになりますよ?
後悔しても、そのときは遅い!

・・・・・

失礼する!

馬鹿にしないでくれ!
確かにうちには設備投資する資金は今はない。
ですが、シルクレイを供給してほしいというニーズは、
他にも必ずあるはずです!
あなたがここまで欲しがったことが、
その何よりの証明だ!
それをわれわれは必ず探し出します。
そのとき後悔されるのはあなたのほうだ!

 

まとめ

 

御園を演じる松岡修造さんは、

連続ドラマのレギュラーは初めてだそうです。

 

でも、役所広司さん相手にまったく引けを取らない演技力は、

実に素晴らしいですね。

 

thetv.jp

 

私は前に「陸王」のことを、

ロールプレイングゲームのようなドラマだと言いましたが、

「こはぜ屋」の買収話に関しては、

歴史シミュレーションゲームに似ていると思いました。

 

「フェリックス」は「信長の野望」に例えると最盛期の織田、

「三国志」に例えると最大勢力の魏です。

 

「こはぜ屋」は三河時代の徳川とか、

諸葛孔明が出てくる前の劉備玄徳の勢力にソックリです。

 

織田や魏は弱小勢力を外交で取り込むことが多いんですが、

御園がやろうとしていることはそれと同じですね。

 

でも、紘一が出した答えは「NO!」でした。

 

「陸王」が大ヒット商品になるという確信はないのでしょうが、

10年やそこらで出てきた新興企業に、

易々と膝を屈することはできなかったんでしょう。

 

「こはぜ屋」の規模は小さくても、

「フェリックス」の10倍もの歴史を持つ老舗ですからね。

 

もし御園が情緒的で優しい性格だったら、

「業務提携」で話はまとまったでしょう。

 

しかし彼は織田信長や曹操のような合理主義者であり、

人を支配して服従させることに喜びを見出すトップなので、

「仲間たちとの絆」や「古き良き伝統」を重んじる紘一とは、

根本的に水と油だったんです。

 

普通に考えると「寄らば大樹の影」のほうが、絶対に将来安泰なんですが、

それだと、当たり前すぎてドラマが盛り上がらないんですよね。

 

「陸王」は「第2話」でシルクレイ特許を持つ飯山(寺尾聰)が、

「第4話」ではカリスマシューフィッターの村野(市川右團次)が、

「第5話」では埼玉中央銀行の大橋融資課長(馬場徹)が、

紘一や仲間の奮闘によって仲間になりました。

 

御園はラスボス感が大いに漂う人物ですが、

もし池井戸潤さんが書かれた原作どおりであれば、

魔王となって「こはぜ屋」を潰すことはないでしょう。

 

大橋融資課長が、

【私、陸王を買います!】とデレたように、

いつもの松岡修造さんのような爽やかさで、

最後は「こはぜ屋」に協力して欲しいものです。

 

果たして『水と油』の奇跡のマリアージュはあるのでしょうか?

 

 

それにしても、松岡修造さんは本当にカッコいいですね!

 

「陸王」の御園役が無事に終わった後は、

また違うドラマに出てほしいと思います。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ではまた、次の記事でお会いいたしましょう。

 

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